【PR】
新型コロナウイルスの猛威が世界中で広がり、なかなか自由に外出できない日々が続いていますね。
今はネット社会で、スマホを見れば自然と様々なニュースが目に入ってくるし、余計に不安になりますよね。
乳児がいるわたしの友人は、まだマスクのできない赤ちゃんへの感染を防ぐため、買い物へもほとんど出かけていません。
わたしがひとりで買い物に出かけると、メモを片手に、時には通話をしながら、慣れない買い物に奮闘中の男性をよく見かけます。
世の中が少しずつ変わってきているのを日々感じます。
ここ最近、不妊・妊活についての記事を書いていたこともあり、自分が妊活していた頃をよく思い返しています。
もし、自分が妊活していたあの頃にコロナが流行っていたら...
今、コロナ禍で三人目を妊活中だったら…
つい、そう考えてしまうんです。
一人目と二人目を合わせて約五年ものあいだ、妊活を経験したわたしのお話、よかったらお付き合いください。
一人目も二人目も不妊だったからこそ
今のわたしは二児の母で、上は小学2年生、下は保育園へ通っています。
実は、かなり感染者の多い地域に住んでいるので、毎日ハラハラしています。
だけど、今のところ休校措置は取られてないし、これ以上学習の機会を奪いたくないのもあり、できる対策を万全にして、日々過ごしています。
この状況もあすには変わっているかもしれませんが。。。
一人目の時は、病気がきっかけで不妊が発覚し、手術や検査をしたのちに案外すぐに妊娠できました。
詳しいお話はこちら→ひどい生理痛には原因があった【治療のための妊活スタート】
病気から妊娠の発覚まで一年半という、今思えば短い期間の中で、目まぐるしく、痛い思い、つらい思いをたくさん経験しました。
二人目の時は、一人目が一歳を迎えてすぐに通院をはじめ、それから三年以上経ってやっと妊娠しました。
その間は本当に、気を失いそうなほど長く、体は特に痛いところがないのに、精神的に参っていました。
一人子供を産んだことで、なぜか生理痛がほとんどなくなったのは楽だったけど、過多月経はひどくなっていました。
二日目になるとレバーのような血の塊4~5cm大が一日に何回も出て、ついさっきトイレに入ったばかりなのに、またトイレへ…
という状態で外出もままならず。
上の子が2~3歳のころは、魔のイヤイヤ期で、わたしの育児ストレスもMAXに。
実家も遠く、育児で頼れるのが夫のみ、しかも土日しかいない、平日は自分ひとりでこの子と向き合う…
いま思えば、上の子はあまり手のかからない子だったと思うんですが、初めての育児で気軽に話せる相手もおらず、ひとり追い詰められていました。
出産前は仲が良かった夫とも、生まれてからは何度 “離婚” を考えたことか。。。
過多月経で貧血だったのもあり、常にイライラしていました。
そのころの自分の写真を見ると、心から笑ってないんですよね。
”なんで自分ばっかりこんなに大変なの” ”なんて役に立たない男だ!”と事あるごとに思ったり。
(一応フォローすると、今では誰よりも頼りになる、立派なパパに仕上がりました。笑)
そう、一人目の育児中は何もかも手探りで、いつ楽になるのかもわからず、念願かなって出来たかわいい我が子なのに、ありえない位怒鳴ったりして、後ですごく後悔して...
毎日すごくHappyだけど、すごくイライラして、ぐちゃぐちゃな日々でした。
あまりにもしんどすぎて、所々記憶にないんです。
”子供を持つことはすごく幸せなことだけど、ものすごく大変なことなんだよ。”
こんなシンプルなことを誰にも教わらず、そして気づきもせず、なんとかかんとか母親業をこなしていました。
上の子が保育園に通いはじめる
わたしの主治医N先生の勧めもあり、娘がもうすぐで三歳を迎えるころ、保育園に入園しました。
毎月通院して顔を合わせている中で、きっとわたしの余裕のなさに気づいてくださったんだと思います。
田舎に住んでいたからか、たまたまタイミングよく入園でき、スムーズに仕事を始めました。
しかし、登園時には毎日泣かれ、わたしも人に預けるのが不安でさみしくて預けたあとに泣く日もありました。
心配して保育士さんに様子を聞いてみると、泣くのは朝だけで楽しく過ごしているとのこと。
それでも保育園に通い始めて一年半、毎朝泣かれたのには参りました。
胸が締め付けられて苦しくなるんです。まるで自分の分身のように。
だけど、夕方迎えに行くと本当に楽しそうに遊んでいて、「えぇ~、お迎え早すぎる~」と文句を言われることも。笑
楽しく過ごしているのは本当みたいだし、保育園に預けられてよかった、けど朝はつらい。。。そんな日々の繰り返しでした。
そんな時、夫の出勤時間に余裕ができたのもあって、登園を夫にお願いすることに。
大好きなパパと別れる時、きっと大泣きするはず、と思いきや・・・
パパは娘の気分を盛り上げるのがすごく得意なのもあって...案外さらっとスムーズに登園していると聞き、唖然でした。
これで少しはわたしの苦労がわかるかも、イヒヒ…と思っていたのに拍子抜けです。
”自分の苦労、少しはわかってくれ作戦”は見事に失敗しましたが、登園だけでも夫に任せることができ、朝の気持ちに余裕が生まれました。
泣いてる彼女を見て、自分の心も傷つく...というのがわたしの生活にとって一番のストレスになっていたのです。
それからは、晴れやかな気分で仕事に取り掛かることができました。
さらなるストレスからの解放、通院おやすみ
朝の苦行(娘の登園)から解放されたころ、一人目妊活時と同じく、毎月の通院に疲れ果てていました。
正直、妊活を始めればすぐに二人目ができるだろうと思っていたので、二歳違いなら育てやすそう、なんて勝手に逆算して妊活をスタートしていました。
結果、三年も通ったのに妊娠しない。。。
またもや報われない努力。
チョコレート嚢胞は再発してるけどそんなに大きくはないし、生理痛もないし。。。なんでだろう。
過多月経がひどいから、やっぱり腺筋症が原因?
一人目の時は原因が病気にあるとはっきりわかっていたので、体はしんどくても気持ちは楽でした。
今、体の状態はそんなに悪くないはずなのに、なんで?
あぁぁ~誰か教えてくれ~
このストレスからも解放されたかったわたしは、一度、通院をやめました。
三か月くらい休んで、また妊活しよう、そう思っていました。
だけど、その時のわたしにとって ”ひと休みすること“ はとても勇気がいることでした。
頑張り続けないと、成果は出ない
そう、自分で勝手に思い込んでいたんです。
一旦離れてみると、いいことがある?
”通院をお休みする“ と決めたら、とても解放されました。
そして、すぐに妊娠しました。
やはり、わたしにとって不妊の原因になっていたのは、ストレスが一番だったようです。
だれにプレッシャーをかけられてるわけでもないのに、自分でやる!と決めたら前のめりで頑張ってしまう…
それがいい結果になることもたくさんあったけど、不妊・妊活の分野ではダメなことだったんですね。
何やってたんだろう、本当にバカだなぁ…と我ながら思います。
二歳違いを計画していた二人目は、五歳違いで生まれてきてくれました。
ちょっと体が大きくて、少し出てくるのが大変だったけど、とてもかわいい男の子なんです。
このタイミングじゃなかったら、きっとこの子じゃなかったんだ、そう思うと、必然だったんだと思います。
いつも、狙いすぎて、頑張りすぎて、空回りしていたけど...無駄な時間ではなかったんですね。
遠回りしたからこそ、こんなにかわいい娘と息子に出会えたんだから。
まだまだ未熟な母ですが、無事に二人が大人になるまで見守りたいです。
すごく長い道のりだけど、そんな奇跡の日々が続くことを心から祈っています。
余談ですが、以前の卵巣出血(チョコレート嚢胞の破裂?)で猛烈に痛い思いを経験していたので、陣痛はかなり冷静に乗り切れました。
苦しんだ経験も少しは役に立つんですね。
だからこそ今、がんばってるあなたへ
コロナでどんな影響・危険性があるかまだまだわからないけれど、考えすぎるとストレスに。
もしこんな状況じゃなかったとしても、妊娠・出産・育児はとても大変で、ノーリスクな時なんてありません。
だから一人で考え込まず、信頼できる主治医や親、兄弟、同じ状況の友人などに相談しましょう。
そして一番大事なのは、ともに戦う戦力になりうるパートナーと、どんなゴールを目指しているのか話し合うこと。
妊活中であるということは、すぐに子供を授かった人たちよりも、自分の心に向き合う時間があるってことですもんね。
だから、二人で本当はどうしたいのか、話し合ってください。
その結果、
「やっぱり時間がないし、妊活あきらめない、頑張るぞぉ」
でもいいし、
「今は心配だから、ひと休みして様子をみよう」
でもいいと思います。
あなたが悩んで悩んで決めた選択が、きっと正解です。
誰も人の人生に責任なんてとってくれないから。
だから、このピンチの時に少し止まって考えてみて下さい。
未来のあなたが、あの時こう決めてよかった、と思えるような選択を。