HSC 食事

HSCの子供の偏食にはどう対応する?メンタル面から考えました

2021年3月11日

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子どもがあまり食べてくれないと、悩みますよね。

うちも上の子が相当な偏食で便秘が酷く、かなり悩みました。

わたしも子供の頃はかなりの偏食で、同じく便秘に悩んでいたのに、

HSC・HSPという概念に出会うまですっかり忘れていて、

「何でも食べられる子になって欲しい!」

そう思っていました。

我が子がHSCだと知ったのは、こちらの本がきっかけです▼

同時に、わたし自身もHSCが大人になったHSPだと知ることが出来て、とても救われました。

その時の記事はこちら▼

うちの子供が偏食・少食・食べないのは【HSC】が理由でした

我が子の偏食には理由があったんだ!と思うと、すごく安心したのを覚えています。

この本に出会うまでの対応

この本に出会うまでの対応と言えば…

普通に、バランスよく食べられるように促していました。

色どりにも気を付け、栄養もちゃんと摂れるように…

どうやら、うちの娘の場合、

「味や食感が混ざるのがイヤ」

ということがわかっていたので、出来るだけ調理しすぎず、素材に近い状態で美味しく食べられるよう工夫しました。

それでも好きなものばかり食べたがり、酷い便秘は治りませんでした。

 

病院で相談しても、

「ちゃんと成長してるから、問題ない」

「便秘薬、出しておきますね」

「大きくなれば、食べられるようになるから」

そう言われるばかり…

 

確かに、彼女が成長し8歳になった今思えば、一番の解決策は「時間」だったのかもしれません。

HSCと偏食はどう関係している?

HSCは味覚や嗅覚、視覚に敏感です。

他の子では気づかないような、繊細な味や食感の違い、ニオイを敏感にキャッチしています。

その結果、食べ慣れた安心できる物ばかり選んだり、複雑な味がする物を避けたり…

 

みんなが楽しみにしている「給食」だって、彼らにとっては「試練」の時間だったりします。

毎日バラエティ豊かに、違うものがバランスよく混ざっていますから。

敏感に色々な味をキャッチしている分、情報が処理しきれないのかもしれません。

ひといちばい食べるのに時間がかかったり、そもそも食べられなかったり…

 

本人としてはすごく頑張って食べていても、周りからは

「わがままだ」「偏食だ」

と言われて辛い思いをしています。

つまり、HSCの「敏感さ」が偏食の原因になっていると言えるのです。

HSP(HSC)は他の動物にも存在します

HSP(HSC)の持つ「敏感さ」は、実は生物の「生存本能」なんです。

昔であれば、ちょっとした味の違いで腐敗したり毒があるものを食べなくて済んだり…

と、生き延びていく上で素晴らしい特性でした。

そのため人間だけではなく、100種以上の生物がこの特性を持っていると言われています。

外界に対して慎重であることは、あらゆる生物が生き延びるのに必要な気質なんですね。

 

そして、なんと5人に1人がこの敏感な気質を持っていると言われています。

素晴らしい高性能なセンサーを持った人々がいたからこそ、「ヒト」は生き延びてきたとも言えます。

だから、この気質は欠点ではありません。

欠点ではないのですが、本人はとても生きづらさを感じています。

 

周りの人も理解が出来ず、どう関わればいいか悩む場合も多いようです。

HSCの「敏感さ」がもたらす「偏食」も、周りから理解されずに苦労しています。

無理強いして食べさせると…

苦手で食べられない物を無理に食べさせたりすると、

「なんでこんな嫌がらせをするんだろう」

「お母さんはワザと嫌いなものばかり用意する」

「きっと自分の事が好きじゃないんだ」

「自分なんて、いない方がいいんだ」

…と、傍から見れば大げさなことを真剣に考えていたりします。

 

実はわたし自身も、保育園や小学校の給食が苦手でした。

私にとって給食のおかずは、手強い強敵でした。

もちろん、美味しく食べられるものもありましたが、苦手なものもたくさん。

友達が美味しそうにおかわりしているものでも、私の体は拒絶反応。

そして、苦手なものを無理に食べようとすると、オエっとなってしまいます。

 

「全部食べるまで頑張りなさい」

とお昼休みもなく、厳しく対応する先生もいれば、

「一口だけ食べてみようか」

と寄り添ってくれる先生もいました。

 

家でも、食事にとても厳しい父が、

「残さず食べるように」

と見張っていたので、食事は楽しい時間ではありませんでした。

そして、無理やり食べさせられた物は今でもトラウマになり、食べられません。

 

そんな私も中学生になり、何を食べても美味しく感じられるようになりました。

細かいことを気にしてクヨクヨしていた性格も

「まぁ、いっか」

と考えられるように変わりました。

どうして変わったんでしょうか?

 

きっと、見張る人がいなくなったからだと思います。

「自分がきちんと食べているか、見張っている人間がいる」

そんなプレッシャーを感じながら、楽しく食事が出来るHSCはいないと思います。

ペースを尊重、自己肯定感を育んで

HSCはひといちばい敏感な子です。

こちらの本を書かれた明橋先生も、

「嫌がることを無理にさせるとパニックになる。安心できる環境を提供して」

とアドバイスしています。

ひといちばい敏感な子供には、ひといちばい安心感が必要です。

周りの人たちから見て、

「甘やかしているのでは?」

と言われたりすることでも、HSCの子供たちは甘えることで、

「自分のペースを尊重してくれる」

「自分を信じてくれている」

「自分は大切にされている」

という安心感を得ることが出来ます。

だから、

「見張る」

ではなく

「見守る」

が大切です。

自分の事を信じて、見守ってくれている。

この安心感の中で様々なことにチャレンジし、昨日できなかったことが今日できるようになる…

そういう経験を積み重ねて、HSCの子供たちに自己肯定感が育まれていきます。

HSCの子供の偏食への対応まとめ

HSCは自分のつらさを自分からはあまり語りません。

そのため、子供が嫌なことは嫌だと言える、安心できる関係を築くことが大切です。

物の見方や感じ方、考え方を尊重し、価値観や判断を押しつけない。

とても難しいことですが、大人相手でも同じですよね。

 

わたしもかつて、

「全て見透かされているようで怖かった」

と母に言われました。

 

しっかりした子供だからと、放っておかないでください。

お姉ちゃん(お兄ちゃん)だからと、我慢させないでください。

あまり厳しく躾けないでください。

本当の気持ちを聞いてあげてください。

もっともっと、甘えさせてください。

 

干渉し過ぎずに見守るのって、とっても難しいんですが…

「この子はこの子のままでいい」

とドーンと構えて、成長を見守る。

こちらが安心できるいい環境を作ってあげられれば、HSCの子供たちはのびのびとその才能を発揮していきます。

だからこれからも、プレッシャーをかけずに、だけど期待して見守りましょう。

きっと成長したら、今よりもっと食べるようになり、

「お母さんの作るご飯、一番美味しい!」

って言葉が待っていますよ♡

  • この記事を書いた人

Sango

沖縄に暮らす40代ママ・Sangoが運営するブログです♪小5女子と6歳男子の子育て中で、バッタバタの毎日…自分の事をつい後回しにしていたら、いつの間にか髪もお肌もパサパサでした…ホッと一息、自分の時間を作りたい!と、時短でキレイになれる方法を模索中です!産後疲れやダイエット、乾燥肌・敏感肌向けの情報発信中♡

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