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せっかく作ったご飯を食べてくれない…
子育てしてたら ”あるある” ですよね。
特に子供が小さいうちはなおさら。
「きっと仕方ないんだ…」
そう思っていたんですが、どうやら原因があったんです。
うちの子の偏食の原因は「わがまま」ではなく「HSC」でした。
娘がHSCだと知って
娘が1年生の頃、HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)だと知りました。
HSCはひといちばい敏感な子どものことで、5人に1人はHSCだと言われています。
HSCかどうかのチェックリストはこちら⇒ひといちばい敏感な子【HSC】育てにくいと思っていました。
もっと詳しい事はこちらの本で↓↓
この本を読んで、まさに娘がHSCだと知り、今までうすうす感じていたことや、自分が対応してきた方法が、
「(だいたい)間違ってなかった!」
と確認することが出来ました。
と同時に、自分がとても救われました。
何故かというと、わたしもHSCがそのまま大人になったHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)だったんです。
あぁ~、なんでこんなにわかるんだろう?
自分の子供の頃、そのままが書いてある。
今まで生きづらかったのは、敏感だからなんだ!
でも、ネガティブな面ばかりじゃない。
親にはもっと、こうして欲しかったけど…
自分はずっと、この子の味方でいよう!
などなど、とても思うことがありました。
「この本に出会えてよかったぁ~」と思う反面、本当のことを言うと、もっと早い段階でこの本に出会いたかったです。
せめて娘が2歳頃に知ってたら、もう少し、お互い楽に過ごせただろうなぁ~と。
何しろ、夫不在の昼間なんて、HSC対HSP。
普段は穏やかでやさしい面を持つ者どうしですが、何かきっかけがあれば、どちらかの不安や不機嫌がそのまま相手に。
もう、収拾がつかないことが頻繁にありました💦
特に食事の時間です。
娘には、食べられない物ばかりでした
食事の時間は楽しくしたい&怒りたくないから、今日は子供の好物ばかり。
きっと喜ぶはず♪と思っていたのに…
「えっ?なんで?何が嫌なの?」
って時、ないですか?
「わざと困らせようとしてる?」
いや~そんなわけないし…
はぁ、もう疲れた…
もう、作りたくない…
こんな絶望感を何度経験したことでしょうか。
わたしは料理が好きだったのに、すっかり嫌いになりそうでした。
そして、
「ちゃんと食べて!」
と、怒ってばかりいる自分にもうんざりしていました。
とにかく食べられない物が多かったんです。
幼稚園までの娘の場合ですが、例えば…
・10倍がゆは食べるけど、5倍がゆだと食べない
(ドロドロと粒々が混ざっているから?)
・どんぶりになると食べられない
(ご飯とおかずが混ざるとダメみたいです)
・もちろん、苦みや酸味は苦手です
(ゴーヤー・ピーマン=毒、酸っぱい=腐ってる)
・お肉やお魚の繊維っぽさが飲み込めない
(延々とパサパサを噛み続けます…)
・いつもの物、味じゃなきゃイヤだ!
(目新しい食べ物も毒に見える?)
・好きなものも、何か加わると違うもの
(勝手にソース等はかけられません)
・スープ類の具は無し or 1つまで
(たくさん具の入ったスープは苦手です)
・麺類も、基本的には具なしで
(麺がのびのびになっても、ラーメンのネギは全部取ります)
(焼きそばのもやし、キャベツもイヤみたいです)
とにかく「味や食感を混ぜるな~!」ってことですかね(笑)
お弁当も、ご飯とおかずがくっつき、味が移ると食べられないので、シリコンカップが大活躍でした↓↓
好きな物はひといちばいよく食べます!
いっぽうで、好きなものは本当によく食べるんですよね~パクパクと…
大好物の焼き芋なんかは、1歳の時でもまるっと1本食べていました!
炊き立てのごはんも好きらしく、何も加えずにモリモリ食べています。
だけど、まとめて炊いて冷凍しているので、いつも炊き立てではありません…
そんな時には、のりたまに助けられています。
味が混ざるとイヤなはずなのに、ごはんにふりかけはいいんだ…!?
と思いながらも、ふりかけをかけると本当によく食べてくれます。
そのため、うちではふりかけの消費量が半端ではありません。
そういえばわたしも、ふりかけご飯ばかり食べていた記憶が…
牛乳も大好物で、制限しないと一日3回以上飲もうとします(笑)
おかげで身長はグングン伸び、クラスで一番大きな女の子です。
わたしも水のように牛乳を飲んで育ち、170㎝という長身に仕上がりました…
乳糖不耐症がなければ、牛乳は成長期にウレシイ栄養の宝庫ですね!
※偏食や少食がひどい場合、信頼できるかかりつけの先生に相談してください。発育や健康上の問題、アレルギーなどがある場合、必ず医師の指示に従って下さいね。
苦手な物があると、食事が修羅場に…
決して食欲がないわけではなく、苦手な物が多いだけのHSC。
味・匂い・色・食感・温度
このどれか一つでも苦手な物に出会うと、もう大変です。
ウギャー!!!
食べられるものが一つもない!
なんでこんな不味そうなもの作ったの~
なんて、ひどいことを言うんです。
HSCの子供はひといちばい感覚が敏感なので、HSCじゃない子供なら普通に食べられるものを、
危険だ!食べちゃダメだ!
と脳で判断するようなんです。
本人がわざとそうしているわけではなく、そうせざるを得ないという…
もう、体が無意識に受け付けない状態ですね。
そのために食べられるものが限られてしまい、娘はかなりの便秘もちです。
わたしも子供の頃は食べられないものがたくさんあり、同じく便秘で母を困らせていました。
だからと言って、食べられないものを無理に口に入れられると、おぇ~となるんですよね。
大人になった今でも、トラウマになっています。
そんなこともすっかり忘れて、自分の子供には都合よく、
「何でも食べれられる子になって欲しい!」
なんて思って、食べるように促していました。
本当にごめん。
食事以外にも気を付けることが
HSCの子どもはひといちばい敏感なため、集団生活が苦手です。
周りにいるお友達や先生の気持ちを、自分の事のように考えてしまいます。
怒られているお友達がいれば、まるで自分が怒られているような感覚に。
学校へ行くだけで、ヘトヘトに疲れて帰ってきます。
うちのように学童まで行ってれば、なおさらヘットヘトです。(学童はいつも、戦場のようにガヤガヤしています)
そんな娘の事が、まるで自分のことのようにわかるので…(わたしがHSPだから必要以上にわかってしまいます)
いつも、ふんわり優しい雰囲気を出すようにしてお迎えに行きます。
いま娘は、学校や学童で何かトラブルがあったら、すぐに教えてくれます。
これがもし、教えてくれなくなったら大変です。
1人で抱え込んで誰にも話せなくなってしまったら…
心の疲れが溜まりすぎて、体に出てくるかもしれません。
大人でもストレスで胃が痛くなるように、疲れた時には食欲が落ちるようです。
そんな時に無理して食べさせたりしないよう、今は気を付けています。
子どもの頃のわたしのように、気持ちを吐き出せる人がいないと、頭やお腹が本当に痛くなって、学校を休んでしまったり。
それで自分を守れるならいいんですが。
やはり、理解して、味方になってくれる人間は必要です。
孤独感を抱えて大人になっては大変です。
だから、親になれた今のわたしに出来ること。
外で精一杯頑張っている、この小さい人を、守りたい。
ただ、それだけです。
小3になった娘はいま
かなり、色々なものが食べられるようになりました♪
昔はいつまでも噛み続けて、パサパサで飲み込めない!と困っていたお肉ですが、
赤味のステーキは好物までに!
給食でチンジャオロースが出たときも、
「すごく美味しかった!」と言っていました♡
ピーマンの苦みも、もう毒だと感じないようです(笑)
わたしたちも好物だから、これからはバンバン作っちゃいます!
保育園・幼稚園の頃はいつも食べるのが遅く、一番最後のほうで…
給食を食べるのが遅いことが、コンプレックスのようでした。
だけど、小学校に入って急に普通のスピードで食べられるようになり、
「給食ペロリだったよ!」と、本人もすごく嬉しそうです。
1年の担任の先生が、とっても明るくて人気のある先生で、子どもたちの気分を盛り上げるのが上手かったので、やる気になったのかもしれません。
いいきっかけを与えてもらえると、前向きに頑張る力になるんですね♡
まぁ…今だにどんぶりものは食べないし、なぜかハンバーグは嫌いだし、三角食べもできないけど…
好きな食べ物が安心するのか、”ばっかり食べ” もよくしています。
だけど、色々なものから栄養を摂れるように、少しずつ成長しています♪
時期がくれば食べられるものって増えてくると思うんです。
だからあまり完璧を目指さずに、ゆっくり見守りたいと思います。
※小3になったとたんに、突然ハンバーグが大好きになりました!牛丼もいつの間にか食べられるように!本当に少しずつですが、着実に食べられるようになっています♪
HSCの娘へ、これからの希望
- 普通の肉野菜炒めを食べられるようになって欲しい!
- 豚汁も栄養いっぱいで何日も持つから食べて欲しい!
- 時短にしたいから、とにかく色々混ぜさせて!
- ワンプレートで出しても美味しく食べてよぉ~
(早く手抜き料理を作りたいんだけどなぁ...)
ちょっと希望が多すぎですって??
だけど、少しずつ着実に増やして行けるよう、だましだまし頑張ります♪
まだまだ自由に作れる日は遠そうだけど…ちゃんと成長してるから、良しとしよう!
この記事を読んで「うちの子と一緒だ!」という方、ぜひこれからも、焦らずムリせず頑張っていきましょう。
子どもたちのペースに合わせて、気持ちを考えて、時には励まして。
決して無理強いをせず、だけど少しずつ前へ進めるようにって、すごく難しいんですけど...
HSCの彼らは毎日、他の子の何倍もいろいろなことを受け取って、疲れて帰ってきます。
だからお家ぐらい、ボ~っと出来る、ホッとできる場所にしてあげたいです。(自戒を込めて)
そして、わたしたちが誰かに話をきいてもらったり、助けたり、助けてもらう姿を、ぜひ子供たちに見せましょう。
わたしたちのかわいいHSCたちを、自分の弱さを見せられる、いざという時に人に頼れるHSPに育てていきましょうね♡