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前のお話はこちら→ひどい生理痛には原因があった【治療のための妊活スタート】
大きくなるチョコレート嚢胞 あせる気持ち
治療のための妊娠を目指し、毎月二回の通院をしていたわたし。
期待も虚しく毎月ちゃんと生理が来て、落ち込んではまた奮い立ち。。。の繰り返しでした。
しかし何か月頑張っても妊娠には至りませんでした。
追い打ちをかけるように卵巣チョコレート嚢胞が悪化していき…最終的には8cmもの大きさに。
ふとした瞬間に捻じれるんじゃないか、破裂して大出血するんじゃないか、と恐怖が募っていきました。
下腹だけポッコリしてしまい、妊婦さんに間違えられることも。(皮肉ですよね。)
今まで履いていたスカートも全く入らなくなっていたんです。
当時のわたしには、明るい未来が全く見えませんでした。
卵巣チョコレート嚢胞核出術
不安に押しつぶされそうだったわたしは、チョコレート嚢胞を治すために手術を受けることにしたんです。
腹腔鏡手術なら、お腹に小さな穴を4か所開けるだけで、回復も早く、入院も1週間ほどで済むとのこと。
人生で初めての入院、手術、全身麻酔でしたが、不思議なことに緊張や不安はあまり感じていませんでした。
これさえ乗り切れば妊娠できるはず!と奮い立っていました。
とても腕の立つ先生の執刀で、卵巣を温存した状態で悪い部分だけ取り去ってもらえました。
小さいとはいえ、お腹に開いた4か所の穴。
かなり痛かったけど、次の日にはリハビリのため!とふらふらの状態で歩いていました。
通常は手術から2週間くらい安静にするそうですが、繁忙期に仕事を休んで迷惑かけてるし…
と、手術から10日ほどで職場に復帰しました。
すると。。。
「もっと休めばよかったのに。」
「傷、痛いでしょ。無理しないでよ。」
「すぐに代わるから言ってね。」
周りからの温かい言葉の数々に泣いてしまいそうでした。
自分が周りの人たちにこんなに支えられていたなんて…本当にありがたく思いました。
ストレスばかりの職場だと思っていたのに、そうしていたのは自分自身かもしれない。
今まで、弱みを見せずに肩肘を張ってやってきた自分に気づくことが出来ました。
気持ちも新たに、妊活再スタート!
手術で卵巣のチョコレート嚢胞はきれいに取れ、清々しい気持ちで妊活に戻りました。
仕事は相変わらず忙しかったけど、遠慮せずに話せる仲間が増えて楽しく過ごしていました。
なんだか色々順調で、やる気も満々で、
”すぐに妊娠できるかも!?”
と根拠のない自信をもって生活していました。
ところが…
「チョコレート嚢胞、再発してるね」
これまたサラッとN先生に言われてびっくり。
手術から二か月ほどしか経っていないのに、なんで。。。
わたしが受けたのは”核出術””で、卵巣を温存し悪い部分のみを取り除いていたんです。
だから再発する可能性があるとは知っていたけど…まさかこんなに早いだなんて。
失意の中での妊活、報われない努力。
手術から半年、毎月欠かさず通院し、妊活を頑張りました。
大好きな甘いものも我慢し、体をあたため、ストレスもためないように気を付けました。
それでも、妊娠には至りませんでした。
手術、痛くても頑張ったんだけどな。
これ以上、いったい何をすればいいんだろう。
完全に迷子の状態でした。
もう、やめようかな。
そんな時、N先生が
「卵管造影検査、受けてみない?」
すぐに予約を取るように言ってくれたんです。
痛い痛いとうわさの卵管造影検査
この検査では、造影剤を子宮から卵管に注入し、子宮のかたちや卵管の通過状態、卵管や骨盤内の癒着の状態を確認します。
しかしそれだけでなく、この検査を受けることで卵管のつまりや癒着が解消されて妊娠しやい状態になるとのこと。
検査後約半年間は、妊娠しやすい ”ゴールデンタイム” なんて言われているんです。
腹腔鏡手術の際に癒着があり大変だったと聞いていたので、わたしの卵管も詰まっている可能性がありました。
卵管が詰まっている場合は痛みがあると聞き、痛いはず、と覚悟して来院。
ところが痛みはほとんどなく、わたしには軽めの生理痛のようでした。
痛くなかったってことは、この検査で何か改善されたわけではなさそうだな。。。
そう思ったわたしは、ゴールデンタイムへの期待はありませんでした。
今まで幾度となく期待しては叶わずに…を経験していたので、もう落ち込むのが嫌でした。
チョコレート嚢胞が再発してるとはいっても、大した大きさではないし。
急いで妊娠を目指さなくても、まだまだ猶予があるからイイや。
あまりガツガツせずにふんわりと妊娠を目指そう、そう思いました。