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7月28日に発生した台風6号は久しぶりに沖縄本島へ直撃し、甚大な被害を出しました。
沖縄本島中部地方に住むわが家も、2日間の停電、3日間の断水を経験。
一度通過した台風がUターンして戻ってきたため、2度停電になった地域もありました。
近頃、季節が4季から2季へと変わってしまったかのような厳しい気象が続いています。
今まで沖縄に来ていたような猛烈な威力の台風が、今後は日本列島に来るかもしれません。
そこでこの記事では、ここ沖縄で普段から行われている台風対策についてまとめています。
台風対策の参考になったら嬉しいです。
台風対策、やる順ランキング
やる順ランキング
- 1.水や食料などのチェック
- 2.足りない物の買い出しへ
- 3.車のガソリンを満タンにする
- 4.外にあるものを片付ける
- 5.排水溝、雨どいなどの掃除
- 6.窓ガラス、割れない対策
- 7.冷蔵庫の延命対策
- 8.浴槽に水を貯める
- 9.携帯・モバイルバッテリーの充電
- 10.窓からの吹き込み対策
それでは一つずつ、詳しく見ていきます。
1.水や食料などのチェック
台風6号が直撃した沖縄では、暴風雨で何日も家から出られず、買い物へ行けない状況でした。
例え外に出られても、スーパーが開いていなかったり欠品だらけの場合も…
台風以外の災害に備えた場合を考えても、最低3日分の非常食を準備するのがおススメです。
(できれば1週間分の備蓄が理想とされています)
チェックリスト
- 飲料水 家族の人数×3リットル×3日分
- 食料品 パン、カップ麺、レトルト、缶詰など
- 紙皿、紙コップ、割りばしなど
- 懐中電灯、ランタン、ロウソク、ライター、乾電池など
- カセットコンロ・ボンベのチェック
- モバイルバッテリーなど予備の電力
- 手や身体を拭くウェットシート
水だけでも結構な量になりますが、備えなければ大変!
今回わが家は3日間の断水で、まずはじめに飲み水に困り、2Lのペットボトルが次々とカラになっていきました…
2.足りない物の買い出しへ
先ほどチェックしたもので足りない物は、暴風になる前に調達しましょう。
停電や断水したことを想定して、すぐに食べられるもの、カセットコンロで簡単に用意できるものがおススメです。
おススメの食材
- 食パン・菓子パン
- フルグラなどフレーク類
- 温める必要のないレトルト食品
- 開けてすぐに食べられる缶詰
- カップラーメン・インスタントみそ汁・春雨スープ
- 好きなお菓子
停電・断水と重なると、調理が難しくなります。
できるだけ調理の必要がないもの、洗い物が出ない物をストックしましょう。
好きなお菓子もいくつかあると、気が紛れるのでおススメです。
3.車のガソリンを満タンにする
沖縄では台風が来ると分かったらみんな、ガソリンスタンドへ向かいます。
停電するとしばらく給油もできなくなるので、暴風雨になる前に満タンに給油します。
- 燃料の確保
- 車を少しでも重たくする
- 停電時に車に避難、バッテリーを充電する
などの目的で、皆さんガソリンを満タンにしています。
「2.車を少しでも重たくする」は気休め程度かもしれませんが…実際に車がひっくり返るほどの風は台風ではよく吹いているし、今回も何台か被害に合っていました。
3に関しては、実際に停電し携帯のバッテリーなどに困ると、暴風雨がおさまってから車の中で充電している人が多いです。
そして可能ならば、屋内駐車場に車を避難させます。
窓ガラスを全て閉め、サイドミラーを折りたたむのもお忘れなく。
4.外にあるものを片付ける
瞬間最大風速65メートルなんて風が吹くと、何でも吹き飛んで行きます。
そのため、玄関先やベランダなど、自分の敷地内で屋外にあるものは飛ばないように家のなかへ入れるか固定する必要があります。
- 鉢植え、ごみ箱、物干し竿など片付ける
- クーラーの室外機を固定
- バイク、自転車なども飛ばないように対策を
台風6号の暴風は凄まじく、原付バイクが空を舞って電柱に刺さった映像を発見しました。まるでフェイクニュースみたいでちょっと信じがたいですが…
可能な限り、外にあるものを家のなかにしまい、できなくてもどこかに縛り付けてしっかり固定しましょう。
5.排水溝、雨どいなどの掃除
特にアパートやマンションに住んでいる場合、ベランダの排水溝の掃除が必要です。
枯葉やごみなどが溜まっていると、急な大雨で排水が間に合わずベランダに水が溜まり、どんどん深くなって部屋が浸水する場合も…
雨風が強くなる前に、排水溝をキレイに掃除しましょう。
6.窓ガラス、割れない対策
暴風警報発令中は、色々な物が空を舞う可能性があります。
もし万が一何かが窓ガラスにあたれば、ガラスが飛散し大けがを負うかもしれません。
一度割れた部分から雨風が吹き込み、家の中もメチャクチャになります。
そのため一番安心できるのは、シャッターや雨戸を下ろす※ことです。
もしなければ、ベニヤ合板やアクリル板を貼り付ける、内側に段ボールを貼る、カーテンを下ろすなどして、大きな破片が室内に飛散しない対策が必要です。
わが家は、飛散防止フィルムを貼って対策しています。
※猛烈な風が予想されるのにシャッターや雨戸がない時は、網戸が破れる恐れがあるので網戸を外して室内にしまう場合もあります。
7.冷蔵庫の延命対策
停電する前に、凍った保冷剤やペットボトルを準備しておけば、冷蔵スペースを冷やすのにとても役立ちます。
- 保冷剤を凍らせる
- ペットボトルに飲み水を入れて凍らせる
- 氷をたくさん作る
停電すると、冷蔵庫の冷蔵スペースから徐々に温度が上がっていきます。
食材が少しでも無駄にならないように、保冷剤や凍ったペットボトルを冷蔵スペースの1番上に移すことで、冷蔵庫の温度を下げられます。
わたしは冷凍パスタを保冷剤のように使い、解凍後はフライパンで炒めてお昼ご飯にしました。
8.浴槽に水を貯める
停電してしまうと、水を送るポンプが止まって断水する可能性があります。
正直って今回の断水は、停電よりも困る状況でした…
しかし浴槽にいっぱいの水を貯めておいたので、トイレや手洗いに困ることなく3日間を過ごすことができました。
平屋住まいで水道が直結の場合は停電しても水が出るかもしれませんが…
そうでない場合、停電の可能性があるなら浴槽いっぱいに水を貯めるのがおススメです。
9.携帯・モバイルバッテリーの充電
暴風雨が長く続き、大規模な停電が起こると復旧に時間がかかります。
そのため、充電式のものは停電前に全て充電を済ませましょう。
- 携帯電話
- タブレットやパソコン
- モバイルバッテリー
前に使っていたスマホなんかも万が一の時に役に立つ場合があるので、忘れずに全て満充電にして備えてください。
10.窓からの吹き込み対策
雨や風が強く吹き、窓サッシがガタガタ揺れている場合は要注意。
沖縄の台風では、窓サッシの下部分から、すき間風と一緒にに雨が入り込んできます。
部屋が水浸しにならないように、筒状に丸めた新聞紙を窓サッシ下のレール部分に詰めて対策しましょう。
今後改善したい、わが家の台風対策
充電式ミニ扇風機が必要!
32時間、連続使用できる扇風機
8月の沖縄でクーラーが使えず、窓もほとんど開けられない状況....
今回、わが家が停電したのは丸2日間でしたが、わたしはその間に2回も熱中症になりかけました。
あと1日でも停電していたら、本当にヤバかった…
水分や塩分は積極的に摂っていましたが、涼んだり休んだりすることも必要だったようです。
熱中症にならないためにも、充電式のミニ扇風機は絶対必要だと思いました。
塩分チャージの備蓄を増やす!
命の恩人、塩分チャージ
「塩分チャージ」は子供たちの大好物で、夏の沖縄に欠かせないもの。
わが家は夏の初めに10袋ほどストックし「買いすぎだよね!」と笑っていました。
今回の台風でこまめに塩分チャージを食べ、ストックはかなり減りましたが…
今回わたしが熱中症になりかけたのにならなかったのは、きっと塩分チャージのおかげです。
台風発生時はいつも夫が仕事で不在なので、わたしが子供たちの命を守らねばならない!
だから今後は、子供たちだけでなく、自分のためにも塩分チャージをストックします。
水のポリタンク、購入しました
沖縄に住んで20年以上経ちますが、断水までする台風は久しぶりでした。(沖縄の建物は屋上に水タンクがあり、ある程度の水を貯めている場合が多いんです)
いつも使わずに済んでいるので、今回も浴槽に水を貯めた方がいいのか迷いましたが…
「沖縄の人たちの対応がいつもと違う」と感じたので、浴槽いっぱいの水を貯めました。
結果、3日間の断水を何とか乗り越えられました…
最終日には役場で配っている水を貰いに車を出したので、あと1日でも長かったら家での生活は困難でした。
浴槽に目いっぱい張った水のおかげで、トイレを流すのには困らなかったわが家。
しかし、手を洗ったり食器を洗ったりするのはかなり不便でした。
そこで風が収まった時に急遽、買いに行ったのがコチラの水タンク↓
近所のホームセンターでは1,200円でしたが、Amazonだと1,000円ほど。
縦型にも置けてノズルも付いているので、手を洗ったり食器を洗ったりが普段のようにできてすごく便利でした!
窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る
沖縄には雨戸が付いている物件が多いのですが、残念ながら今の我が家にはついていません。
雨戸があれば、飛来物で窓ガラスが割れる心配もなく、安心して眠れるのですが…
そのため、寝室の窓ガラスには「飛散防止フィルム」を全面に貼ってあります。
昼間過ごすリビングには何も貼ってないので、こちらも対策しなくてはいけません。
灯りが少なくて不便だった
キャンプ用品で買ったランタンが1つだけの我が家。
他には懐中電灯ならあるんですが、ランタンの方が周りを照らすのに便利ですよね。
ひとり暮らしなら一つで十分かもしれませんが、複数人で過ごすのに灯りが一つなのは何かと不便でした。
100円ショップのものでもいいので、照明は複数準備するのをおすすめします。
モバイルバッテリーもあとは1つ必要
スマホ2台を満充電し、残量ゼロに
わたしはこちらのモバイルバッテリー1つしか持っていなかったので、丸2日停電した時点でモバイルバッテリーの残量はゼロに。
これ以上の停電が続いたら、もうスマホが使えない状態でした…
そんなに高価なものではないので、もう1つ買い足す予定です。
ポータブル電源・蓄電池があれば…
こんな感じで、容量の大きなポータブル電源があれば、冷凍庫の食品は溶けずに済んだかもしれません。
ちょっと値が張るので悩んでいますが、今後に備えてポータブル電源の購入を検討しています。
2023年7月28日に発生した台風6号の概要
発生時の中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/s だった台風6号。
1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進み、中心から半径440キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いていました。
その後、あたたかい海をゆっくり進む間に勢力を拡大し、沖縄本島最接近時には930ヘクトパスカル、最大瞬間風速70m/s まで発達します。
1日から暴風雨に巻き込まれた沖縄本島地方は、全世帯の3分の1を超える約22万戸が停電。
一旦、台風が沖縄本島から遠ざかり暴風域を抜けたましたが、4日にはUターンした台風が戻ってきて本島地方が再び暴風域に。
そのため電力の復旧まで1週間かかる地域もありました。
台風6号が直撃した沖縄から 台風対策総まとめ
こちら沖縄で、毎年当たり前に行っている台風対策についてご紹介しました。
わが家の停電は2日間、断水は3日間でしたが…テレビアンテナ丸1週間、故障したままでした。
そのため、ありがたく電力が復旧した後は、先月購入したばかりの Fire TV Stick が大活躍でした!
たった2日間でも暗闇の生活は不安だったので、テレビが見られてホッとひと安心。
子供たちもすごく喜んでいました ^ ^
20年以上沖縄で暮らしていますが、まだまだ沖縄生まれ・沖縄育ちの方には敵いません。
「もっと、ココはこうした方がいいよ!」など改善点がありましたら、コメント欄から教えて頂けると助かります!
どんどん自然環境が厳しくなっていますが、できる範囲で備えていきましょう ^ ^