わが家の子供たちは2人ともHSC。
「繊細さん」で有名なHSCなのに、昨年引っ越し&転校をしてしまいました。
下の子はなぜか一瞬で友達を作り、毎日楽しく過ごしていましたが…
上の子はなかなか新しい環境に馴染めず、学校に行く足取りの重い日々。
あまり学校での出来事を話してくれないな、と思ったらプチ不登校※になりました。
この記事では、
- プチ不登校のきっかけ
- 登校できるようになった?
- HSCでも新しい学校に馴染めるの?
- 成績は落ちてない?
などなど、HSCなら気になるポイントをまとめています。
※今回娘の不登校はガッツリ休んだわけではないので、不登校が長期間で深刻な方の参考にはならないと思います…すみません。
プチ不登校のきっかけ
引っ越し&転校
娘が5年生の2学期に、ある事情で引っ越しをすることになりました。
約5年間過ごした地域を離れて、保育園時代に住んでいた少し田舎の方へ戻る形です。
同じ県内ですが距離がかなり離れていたので、転校することになりました。
転校しても大丈夫!という娘
引っ越しをする前に、何度も確認しました。
「お引越しをしたら、学校変わっちゃうけどいいの?」
何度聞いても「大丈夫。新しいお家楽しみだし♪」と答える娘。
年長だった下の子も「全然平気。」と気にも留めていない様子。
そのため、引っ越し&転校を決行しました。
学校になかなか馴染めない…
学力高め、人口密度高めのマンモス校から一転、田舎の小さな学校への転校。
2人とも大丈夫というし、娘が保育園時代を過ごした地域だから友達もいるし♪と少し安心していました。
そんな中、タイミングよく開かれた授業参観。
夫婦そろって娘の様子を見ていると、休憩時間も席でひとり、ぼっーと佇む娘。
あれっ?ひょっとして、友達ひとりも…できてない?
そういえば最近、学校での出来事をあまり話してはくれません。
ある日、我慢の限界に
「すごく仲の良い子はまだいないけど、普通に話してるよ。」
と言っていた娘でしたが、ある日帰ってくると突然
「もう学校、行きたくない!」と泣いてしまいました。
少し落ち着いてから話を聞いてみると、
- 5年生最後の席替えだから、子供だけで自由に決めていいことに
- みんながうわっーと一斉に意見を言って、全然まとまらない
- 自分の周りでみんなが騒ぎ、うるさいのが嫌で逃げてきた
- ついでに係の仕事もやらずに帰ってきてしまった…
という内容でした。
はじめての、ズル休み
敏感で繊細なタイプなのに「自分に負けるのがイヤ」と、1本芯が通っている娘。
今までは、多少しんどくても「休みたい」とは言いませんでした。
そんな娘が「もう学校に行きたくない」と言っている…
わたしは早々に「じゃあ、明日は休んじゃおうか」と言いました。
そして次の日、本当に休ませました。
娘の気持ち
娘が泣いてしまったのは、きっと
- うるさいからって、みんなを拒絶してしまった
- 自分の意見も伝えきらずに帰ってしまった
- 係をやらずに、責任を放棄してしまった
これらの後悔からのようでした。
確かに、普段大人びて落ち着いている娘からしたら珍しい行動だけど…子供ならこれ位、どうってことないですよね?
わたしが娘に伝えたこと
だからわたしは、自分が思うことをこんな風に伝えました。
- 子供だけで自由に席を決めるのは、ちょっと難しかったね。
- いろいろな意見が出て、うるさくなるのは仕方がないかもね。
- 自分の周りで騒がれるのが嫌だったら、そう伝えてみてもよかったかもよ。
- 係は1回くらいサボっても「用事があったのかな?」くらいで誰も気にしないよ。
すると娘もだんだん気持ちが落ち着いてきました。そして休んだ日の夕方頃には、
「みんな、大して気にしてないはず」
そう思えるようになっていました。
登校できるようになった?
休んだ次の日。
まるで何日も休んだかのようにドキドキしていましたが、ちゃんと登校できました。
そして娘は、普通の顔をして帰ってきました。
「今日はどうだった?」と聞いてみると、
「全然平気だった~」との答えが。
やっぱりまわりのみんなは、娘の言動を全く気にしていなかったようで、
「風邪ひいたの?大丈夫?」くらいだったようです。
そうだろう、とは思っていても、心底ホッとしました。
みんなまだ子供なんだから、そんなに細かいことって気にしないですよね。
娘はきっとHSCゆえに、クラスみんなの気持ちを考えてしまったのだと思います。
HSCでも新しい学校に馴染めるの?
引っ越して数か月たち、やっと馴染んできたようです。
高学年での転校だったこともあって、昔友達だった子たちも少しよそよそしくて…
みんな大人への階段を上りかけているので、久々に会っても気恥ずかしいようです。
5人に1人がHSCと言われているので、同じように繊細な友達もクラスに何人かいるはず。
最近は好きなアニメの話で盛り上がる友達が何人かできたようで、ホッとしています♡
趣味が一緒だと、話が弾みますよね ^ ^
成績は落ちてない?
学力高めの学校からの転校だったので「学力は落ちるかも」と覚悟していました。
しかしそれを逆手に取り「勉強が好き・得意」な気持ちを、なんと自己紹介で発表した娘!
その結果、クラスでの立ち位置を早々に固めたようで、今はみんなから「天才」というあだ名で呼ばれています(笑)
本人、まんざらでもなさそうです…
そしてそのあだ名を維持するために、毎日「スマイルゼミ」を頑張っています。
転校する際に教科書がかなり変わり、進度も学校によるので、
「うわ~。こりゃ、大変だ!」と思いましたが…
スマイルゼミのおかげでスムーズに行きました♡
この4月でスマイルゼミ3年目に突入しましたが、続けていて本当に良かったです♪
そもそも、どうして引っ越ししたの?
跳び箱がしたい2人
「お家で跳び箱がしたい!」
今思えば、子供のそんな一言が引っ越しのきっかけでした。
わたしは「え~、跳び箱はちょっとムリかな…」と思いながらも、
「苦手だから練習して上手くなりたい」と言う娘。
6歳の下の子も「やりたい、やりたい!」と言っています。
でもアパート暮らしだったので、どう考えても家の中では無理でした。
そのため、近所にある体操教室を見学に行ったり、体験させてもらったりの日々。そして
「ここなら近いし、跳び箱もあるし、先生もやさしそう♡」
と思える教室があったのですが…人気で空きがなく、希望するクラスは早くて半年待ち。
一応「空き待ち」に登録しましたが…半年も待てば子供のやる気も失せてしまいます。
跳び箱をさせてあげたいわたし
子供の頃の自分を思い出します。
1年生の頃は、鉄棒の逆上がりができないのが悔しくて、ひとりで練習し手に血豆を作り、できるようになった。
でも高学年になる頃には、現状や自分を受け入れてあきらめ「体育は苦手だから何とかサボりたい」と考えていました…
目の前にいる、5年生の娘は「跳び箱が苦手だから、練習したい」と言っている。
この気持ちって、すごく大切にしなきゃいけない気がする…応援したい。
「何とか、跳び箱をさせてあげたい!」と思いました。
家、買っちゃう?
戸建てのお家なら、思う存分「跳び箱」ができます。
もちろん「跳び箱」以外にも、引っ越しした理由はいくつかありました。
- アパートの家賃ってもったいないよね…
- そもそもここの家賃は高すぎる!
- もうすぐ、アパートの更新時期だ
などなど。
確かに、物件のわりに家賃が高くてもったいない。
夫婦で話しているうちに「家を買ってみようか。まずは見てみよう」ということに。
しかしその時住んでいたアパートは、開発途中の新しい街。
スーパーや学校、病院などが徒歩で済んでしまう便利な場所だったので、建売でも購入できないほど高価でした。
「戸建てに住むなら、少し田舎に引っ越すけど大丈夫?」
そんなことを聞いたって、もうみんなの頭の中は新しいお家でいっぱい。
トントン拍子に事が進み、家を探し始めて1カ月後には購入。
2か月後には引っ越しが完了していました。
新しいお家で、跳び箱三昧(笑)
新しいお家、新しい学校、新しい保育園…
目まぐるしく忙しくて、ヘトヘトだけどちょっと楽しい新生活がスタート。
跳び箱もすぐに届いて、本当に毎日のように跳んでいました。
子供って本当にすごくて、最初は4段も跳べなかった下の子も、すぐに5段が跳べるように!
上の子は「5段を1日100回跳ぶ」というノルマを自分に課し、鍛錬しています(笑)
おかげで今では苦手だったのがウソのように、得意になりました ^ ^
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HSC娘は転校と不登校を乗り越えたよ! まとめ
娘が5年生の時に「プチ不登校」になり、親子で乗り切ったお話でした。
今思えばたった1日、2日の出来事でしたが…本当に心配しました。
わたしはHSPでかなりの心配性なので、大・大・大事件でした(笑)
今楽しそうに学校へ行く娘を見て、
「あの時の対応は、きっと間違ってなかったよね」
と自分に言い聞かせています。
でも子供の成長とともに、これからはもっといろいろなハードルが出てきますよね。
その都度子供からSOSを出してくれたら対応できるけど、そうとも限りません。
もうすぐ反抗期が来そうだけど…困ったことがあったら話してくれますように!
敏感で繊細なHSCの子育て、一緒にがんばりましょうね ^ ^