HSC 食事

うちの子供が偏食・少食・食べないのは【HSC】が理由でした

2020年12月2日

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せっかく作ったご飯を食べてくれない…

子育てしてたら ”あるある” ですよね。

特に子供が小さいうちはなおさら。

「きっと仕方ないんだ…」

そう思っていたんですが、どうやら原因があったんです。

うちの子の偏食の原因は「わがまま」ではなく「HSC」でした。

娘がHSCだと知って

娘が1年生の頃、HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)だと知りました。

HSCひといちばい敏感な子どものことで、5人に1人はHSCだと言われています。

HSCかどうかのチェックリストはこちら⇒ひといちばい敏感な子【HSC】育てにくいと思っていました。

もっと詳しい事はこちらの本で↓↓

この本を読んで、まさに娘がHSCだと知り、今までうすうす感じていたことや、自分が対応してきた方法が、

「(だいたい)間違ってなかった!」

と確認することが出来ました。

と同時に、自分がとても救われました。

何故かというと、わたしもHSCがそのまま大人になったHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)だったんです。

あぁ~、なんでこんなにわかるんだろう?

自分の子供の頃、そのままが書いてある。

今まで生きづらかったのは、敏感だからなんだ!

でも、ネガティブな面ばかりじゃない。

親にはもっと、こうして欲しかったけど…

自分はずっと、この子の味方でいよう!

などなど、とても思うことがありました。

「この本に出会えてよかったぁ~」と思う反面、本当のことを言うと、もっと早い段階でこの本に出会いたかったです。

せめて娘が2歳頃に知ってたら、もう少し、お互い楽に過ごせただろうなぁ~と。

何しろ、夫不在の昼間なんて、HSC対HSP。

普段は穏やかでやさしい面を持つ者どうしですが、何かきっかけがあれば、どちらかの不安や不機嫌がそのまま相手に。

もう、収拾がつかないことが頻繁にありました💦

特に食事の時間です。

娘には、食べられない物ばかりでした

食事の時間は楽しくしたい&怒りたくないから、今日は子供の好物ばかり。

きっと喜ぶはず♪と思っていたのに…

「えっ?なんで?何が嫌なの?」

って時、ないですか?

「わざと困らせようとしてる?」

いや~そんなわけないし…

はぁ、もう疲れた…

もう、作りたくない…

 

こんな絶望感を何度経験したことでしょうか。

わたしは料理が好きだったのに、すっかり嫌いになりそうでした。

そして、

ちゃんと食べて!

と、怒ってばかりいる自分にもうんざりしていました。

 

とにかく食べられない物が多かったんです。

幼稚園までの娘の場合ですが、例えば…

 

・10倍がゆは食べるけど、5倍がゆだと食べない

(ドロドロと粒々が混ざっているから?)

・どんぶりになると食べられない

(ご飯とおかずが混ざるとダメみたいです)

・もちろん、苦みや酸味は苦手です

(ゴーヤー・ピーマン=毒、酸っぱい=腐ってる)

・お肉やお魚の繊維っぽさが飲み込めない

(延々とパサパサを噛み続けます…)

・いつもの物、味じゃなきゃイヤだ!

(目新しい食べ物も毒に見える?)

・好きなものも、何か加わると違うもの

(勝手にソース等はかけられません)

・スープ類の具は無し or 1つまで

(たくさん具の入ったスープは苦手です)

・麺類も、基本的には具なしで

(麺がのびのびになっても、ラーメンのネギは全部取ります)

(焼きそばのもやし、キャベツもイヤみたいです)

 

とにかく「味や食感を混ぜるな~!」ってことですかね(笑)

お弁当も、ご飯とおかずがくっつき、味が移ると食べられないので、シリコンカップ大活躍でした↓↓

好きな物はひといちばいよく食べます!

いっぽうで、好きなものは本当によく食べるんですよね~パクパクと…

大好物の焼き芋なんかは、1歳の時でもまるっと1本食べていました!

 

炊き立てのごはんも好きらしく、何も加えずにモリモリ食べています。

だけど、まとめて炊いて冷凍しているので、いつも炊き立てではありません…

そんな時には、のりたまに助けられています。

味が混ざるとイヤなはずなのに、ごはんにふりかけはいいんだ…!?

と思いながらも、ふりかけをかけると本当によく食べてくれます。

そのため、うちではふりかけの消費量が半端ではありません。

そういえばわたしも、ふりかけご飯ばかり食べていた記憶が…

 

牛乳も大好物で、制限しないと一日3回以上飲もうとします(笑)

おかげで身長はグングン伸び、クラスで一番大きな女の子です。

わたしも水のように牛乳を飲んで育ち、170㎝という長身に仕上がりました…

乳糖不耐症がなければ、牛乳は成長期にウレシイ栄養の宝庫ですね!

※偏食や少食がひどい場合、信頼できるかかりつけの先生に相談してください。発育や健康上の問題、アレルギーなどがある場合、必ず医師の指示に従って下さいね。

苦手な物があると、食事が修羅場に…

決して食欲がないわけではなく、苦手な物が多いだけのHSC。

味・匂い・色・食感・温度

このどれか一つでも苦手な物に出会うと、もう大変です。

 

ウギャー!!!

食べられるものが一つもない!

なんでこんな不味そうなもの作ったの~

 

なんて、ひどいことを言うんです。

HSCの子供はひといちばい感覚が敏感なので、HSCじゃない子供なら普通に食べられるものを、

危険だ!食べちゃダメだ

と脳で判断するようなんです。

本人がわざとそうしているわけではなく、そうせざるを得ないという…

もう、体が無意識に受け付けない状態ですね。

そのために食べられるものが限られてしまい、娘はかなりの便秘もちです。

 

わたしも子供の頃は食べられないものがたくさんあり、同じく便秘で母を困らせていました。

だからと言って、食べられないものを無理に口に入れられると、おぇ~となるんですよね。

大人になった今でも、トラウマになっています。

 

そんなこともすっかり忘れて、自分の子供には都合よく、

「何でも食べれられる子になって欲しい!」

なんて思って、食べるように促していました。

本当にごめん。

食事以外にも気を付けることが

HSCの子どもはひといちばい敏感なため、集団生活が苦手です。

周りにいるお友達や先生の気持ちを、自分の事のように考えてしまいます。

怒られているお友達がいれば、まるで自分が怒られているような感覚に。

学校へ行くだけで、ヘトヘトに疲れて帰ってきます。

うちのように学童まで行ってれば、なおさらヘットヘトです。(学童はいつも、戦場のようにガヤガヤしています)

そんな娘の事が、まるで自分のことのようにわかるので…(わたしがHSPだから必要以上にわかってしまいます)

いつも、ふんわり優しい雰囲気を出すようにしてお迎えに行きます。

 

いま娘は、学校や学童で何かトラブルがあったら、すぐに教えてくれます。

これがもし、教えてくれなくなったら大変です。

1人で抱え込んで誰にも話せなくなってしまったら…

心の疲れが溜まりすぎて、体に出てくるかもしれません。

 

大人でもストレスで胃が痛くなるように、疲れた時には食欲が落ちるようです。

そんな時に無理して食べさせたりしないよう、今は気を付けています。

子どもの頃のわたしのように、気持ちを吐き出せる人がいないと、頭やお腹が本当に痛くなって、学校を休んでしまったり。

それで自分を守れるならいいんですが。

やはり、理解して、味方になってくれる人間は必要です。

孤独感を抱えて大人になっては大変です。

だから、親になれた今のわたしに出来ること。

外で精一杯頑張っている、この小さい人を、守りたい。

ただ、それだけです。

小3になった娘はいま

かなり、色々なものが食べられるようになりました♪

昔はいつまでも噛み続けて、パサパサで飲み込めない!と困っていたお肉ですが、

赤味のステーキは好物までに!

給食でチンジャオロースが出たときも、

「すごく美味しかった!」と言っていました♡

ピーマンの苦みも、もう毒だと感じないようです(笑)

わたしたちも好物だから、これからはバンバン作っちゃいます!

 

保育園・幼稚園の頃はいつも食べるのが遅く、一番最後のほうで…

給食を食べるのが遅いことが、コンプレックスのようでした。

だけど、小学校に入って急に普通のスピードで食べられるようになり、

「給食ペロリだったよ!」と、本人もすごく嬉しそうです。

1年の担任の先生が、とっても明るくて人気のある先生で、子どもたちの気分を盛り上げるのが上手かったので、やる気になったのかもしれません。

いいきっかけを与えてもらえると、前向きに頑張る力になるんですね♡

 

まぁ…今だにどんぶりものは食べないし、なぜかハンバーグは嫌いだし、三角食べもできないけど…

好きな食べ物が安心するのか、”ばっかり食べ” もよくしています。

だけど、色々なものから栄養を摂れるように、少しずつ成長しています♪

時期がくれば食べられるものって増えてくると思うんです。

だからあまり完璧を目指さずに、ゆっくり見守りたいと思います。

 

※小3になったとたんに、突然ハンバーグが大好きになりました!牛丼もいつの間にか食べられるように!本当に少しずつですが、着実に食べられるようになっています♪

HSCの娘へ、これからの希望

  • 普通の肉野菜炒めを食べられるようになって欲しい!
  • 豚汁も栄養いっぱいで何日も持つから食べて欲しい!
  • 時短にしたいから、とにかく色々混ぜさせて
  • ワンプレートで出しても美味しく食べてよぉ~

(早く手抜き料理を作りたいんだけどなぁ...)

ちょっと希望が多すぎですって??

だけど、少しずつ着実に増やして行けるよう、だましだまし頑張ります♪

まだまだ自由に作れる日は遠そうだけど…ちゃんと成長してるから、良しとしよう!

 

この記事を読んで「うちの子と一緒だ!」という方、ぜひこれからも、焦らずムリせず頑張っていきましょう。

子どもたちのペースに合わせて、気持ちを考えて、時には励まして

決して無理強いをせず、だけど少しずつ前へ進めるようにって、すごく難しいんですけど...

HSCの彼らは毎日、他の子の何倍もいろいろなことを受け取って、疲れて帰ってきます

だからお家ぐらい、ボ~っと出来る、ホッとできる場所にしてあげたいです。(自戒を込めて)

 

そして、わたしたちが誰かに話をきいてもらったり、助けたり、助けてもらう姿を、ぜひ子供たちに見せましょう。

わたしたちのかわいいHSCたちを、自分の弱さを見せられる、いざという時に人に頼れるHSPに育てていきましょうね♡



  • この記事を書いた人

Sango

沖縄に暮らす40代ママ・Sangoが運営するブログです♪小5女子と6歳男子の子育て中で、バッタバタの毎日…自分の事をつい後回しにしていたら、いつの間にか髪もお肌もパサパサでした…ホッと一息、自分の時間を作りたい!と、時短でキレイになれる方法を模索中です!産後疲れやダイエット、乾燥肌・敏感肌向けの情報発信中♡

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